ハルのゲームネタバレにき。

ゼノサーガ3感想・2
まず今日は、キャラクターについての個人的な感想を。
あ、ちなみに興味のあるキャラにしか感想しません。超重要キャラはスルーしてるのに、バージル中尉についてはしっかり語ってございます(笑)。

シオン・ウヅキ(主人公)……戦闘兵器を開発する会社「ヴェクター」の研究員で、KOS-MOS制作の主任。才色兼備で同僚や部下にも人気があるらしい。
一言でいってしまうと、「テイルズオブジアビス」の親善大使ルークがエンディングまで続く感じ(爆)。
とりあえず迷惑かけても謝らない、「死にたくない、誰もかまってくれない」発言、仲間への八つ当たりはあたりまえv
しかしTOAと違って大人なパーティーメンバーは、彼女の奇怪な行動を優しく包み込み全力でサポート。誰一人として彼女を見捨てず、きつい言葉を投げかけられても「彼女は苦しんでいるから一人にしちゃ駄目だ!」などとなってしまう。
そのため、彼女の行動はさらにエスカレートし、もはや女王様状態である。
エンディング間近で自分を見失い、敵として蘇ったかつての恋人のところに行くと言い出し駄々をこねる。
みんなは必死に止めるものの、その後あっけなく善人面して戻ってきた彼女に一切のおとがめなし。
ラストでアレン君が平手打ちの一つでもかましてくれるかと期待していたが、優しいアレン君にそんなことはできるわけもなく、彼女の悪行はうやむやに。
エンディングを見た後も、私の心から黒い霧が晴れることはなかった……。

アレン・リッジリー……第1作目からずっとパーティと行動を共にしているのにも関わらず、一度も戦闘に参加しないというちょっと不思議なポジションにいる男性。
シオンの部下で、彼女がヴェクターを退社してからもずっと彼女を「主任」と呼ぶ。研究員としては優秀だが、臆病で恐がりなためいつも声を裏返して焦っている、かなり情けない印象の人。
1作目からシオンに片想いしていたが、彼女は死んだ恋人のケビンが忘れられず、(明らかにわざと)アレン君にその相談などを持ちかけていた。そのたび表情を暗くしつつもシオンを励ます姿は、健気という言葉が似合い過ぎていて恐い。
さらに乗り合わせた宇宙船では機材の調整能力を買われ、「助手2号」などと情け容赦ないあだ名を付けられていた。
アレン君は明らかにシオンとは両思いになれない運命だと持っていたが、3作目になって突然出番が増え、シオンのピンチを幾度となく助けるなど活躍しまくる。
さらに明らかに騙されて元恋人になびこうとするシオンを止めるため、命をかけて奮闘。
しかしシオンは決してお礼や謝罪を言わないのだった……。まさに無償の愛;;
どんなにムカつくヒロインでも、アレン君の奮闘を見てしまった以上応援せずにはいられない。がんばれアレン君、負けるなアレン君!!

ケビン・ウィニコット……シオンの元恋人。不慮の事故で亡くなったが、肉体を捨て、不老の存在となって再びシオンの前に現れる。
ちなみに少年時代は性格が悪く、ひん死の状態で運ばれてきた兵隊を見捨てたり、自分の出世のために他人を踏み台にしたりと悪行三昧。しゃべり方まで高飛車で品がない。
しかし幼少時代のシオンから花を大切にするようにと咎められたことで、少しだけ心を入れ替えた。
3作目でシオンの前に現れ、自分と一緒に来るように誘惑する。それにノコノコ着いていこうとするシオンを止めるために立ち上がったアレンを攻撃し、ひん死の状態に追い込むなど、まるでス○ーウォーズの皇帝のような板に付いた悪役っぷりを発揮。
ところが、アレンの必死な姿にまたノコノコとアレンになびくシオンを見て、突然シオンに「一緒にいてくれ~」と哀願する。
わたしゃてっきりシオンのことは完全に利用してるだけだと思っていたのに、なぜかシオン大好き人間だった。
さらにラスボスとの戦いでは、いきなり主人を裏切ってシオンの側につき、「俺、良い事した!」みたいな満面の笑みで消えていくのだ。本気でうざい。

KOS-MOS(マリア)……ケビンが設計を担当し、彼が亡き後にはシオンとアレンが製作に携わった、女性形戦闘兵器。
未知数の破壊力と思考パターンを持っていて、製作者であるシオンたちにも把握不能な行動を繰り返す。
1作目、2作目ではプログラミングされたような機械的なしゃべり方しかできなかったが、3作目で覚醒し、感情表現豊かな話し方ができるようになった。
常にシオンを守るための行動を徹底しているが、基本的にあまり彼女の言うことを聞かないことを考えると、シオンの言ってることやってることが間違っていると深層で理解しているらしい(笑)。
自分を設計したケビンと再会して、「シオンをこっちにつれてくるんだ」と命令されたが、アレン君は「行ってはいけない!」と指示。
その時、迷わずアレン君の指示に従った彼女が、私は大好きです(笑)。

ジン・ウヅキ……シオンのお兄さんで、「ゼノギアス」のシタン先生に顔も性格も酷似している。
出来の悪い妹をとことんサポートし、間違った道に進もうとするシオンに覚悟を決めて剣を抜いたりと、いつも汚れ役を買って出る苦労人。
どんな立場にあっても飄々とした態度を崩さず、戦闘ではめちゃくちゃ強い。そのため、シオンからは腹黒い兄だと思われており、小さい時からイザコザが絶えなかった。
しかし最終決戦の折、妹を安全な場所まで移動させてから死地に舞い戻り、体を何度も突き刺されてなお戦うという武人ぶりを発揮。
ジンさんは唯一シオンから「ごめんなさい」の言葉を勝ち取った、英雄と言えよう。

Jr.(ルベド)……とある計画によって作り出された人間。本来の年齢は30歳前後だが、心の傷が原因で年をとらず、見た目は12歳くらい。Jr.は2作目で準主役の位置づけであったため、こいつもまた心の葛藤が終わり、パーティーメンバーの中で最も大人な発言を繰り返す。
特にシオンが勝手に突っ走ったり逆切れるシーンでは、実に周りを気づかったナイス言動を行うガイ様的キャラ。
2丁拳銃の使い手ですばしこく、性格も明るく前向きであるため、絵を見る限りでは明らかにこいつが主役だろうと思う。

アルベド……Jr.と同じ作り出された人間。Jr.と同じ顔をしているが、アルベドは成長が止まっていないため30歳前後の外見で、名前の通り白い髪をしている。
Jr.に裏切られたと思い込んでいた第1作目では、ラスボスで極悪非道な狂人だったが、2作目で和解し優しさを取り戻して死んでいく。
そして、3作目ではなんとJr.を助けるために甦ってきてくれるのだ!なんかめっちゃカッコイイ人。

ガイナン・クーカイ(ニグレド)……Jr.、アルベドと同じ作り出された存在で、コイツが最もまともな思考回路と外見をしている。クーカイ・ファウンデーションを取り仕切っており、部下にも慕わていれる温厚な紳士。
だが3作目では彼等を作り出した科学者に精神を乗っ取られ、そいつを道連れに自害する。Jr.、アルベド兄弟の語らいは、今まで散々いがみ合ってきただけにめちゃくちゃ感動的。

モモ・ミズラヒ……12歳くらいの少女の姿をしているが、いわば人造人間で年をとらないレアリエンという存在。天然ロリ系。「ゼノサーガエピソード1」では準主役の位置づけで、そこでほぼ彼女の心の葛藤は描ききれていたので、3作目はほとんど出番なし。
登場当初は頼りないしすぐに泣く子というイメージだったが、今回は常に優しく冷静で、シオンとは比べ物にならないほど空気を読めていた(笑)。

ジグラット8(ジギー)……宇宙連邦の刑事だったが、とある事件で殉職し、保存した肉体を使って作られたサイボーグ。生前の名前はジャン・ザウアー。
生前の記憶はまだ残っており、その記憶を消してもらうことを条件にモモの救出に向かい、物語に巻き込まれる。ちなみにジギーという犬みたいな愛称は、出会ったばかりのモモにつけられた。
冷静沈で無口な性格だが、実は子供好きで動物好き。物語が進むうちに記憶を消そうとは思わなくなり、今はモモと、彼女を作った科学者であるユリ・ミズラヒ博士と共に共同生活を送っている。
ユリ博士との関係をよくJr.にからかわれるが、どうなんでしょうね?(笑)

カナン(ラクティス)……100年ほど前は捜査官だったレアリエン。その時はラクティスと名乗っており、警察官だったジギーの部下として働いていた。自分達を守るために自害した隊長を強く慕っていたが、とあるきっかけでラクティスだった頃の記憶をなくしてしまい、表情や口調が機械的になってしまう。
しかし記憶が戻った後はジギーに100年前の借りを返すため、彼を助けるために敵もろとも時空のゆがみに消え去るという道を選ぶ。
カナンはおそらくゼノサーガでいちばんの美男子だし、義理堅くもの静かな性格ゆえ、ファンも多いのではなかろうか。

ルイス・バージル……この人は、確実にゼノサーガ3での功労賞です。ケビンと同じ、死んでなお生き続けるテスタメントという存在なのだが、2作目で出てきたときはただの中毒者の逆切れ戦闘員だった。
ところが、3作目でなぜそんな性格になってしまったのかが語られると、彼に対する評価は一変。
彼こそ、本物のツンデレでございます。ツンとデレの両極端さがすばらしく、ぜひ全国のツンデレキャラに見習っていただきたいものです。
怪我をした自分に臓器を提供してくれたフェブロニアというレアリエンとの共同生活が大爆笑なのであります。
「レアリエンなど滅んでしまえ!」から会話は始まり、最後は「…食事、うまかった」です!!!ギャッボォオオウツンデレェェエエ!!!(爆)

ケイオス……パーティメンバーで、すごく不可解な美少年。実は何万年も前から生きており、なんか重要な計画の一部として機能していたらしいが、私の頭の中がアレンとバージルでいっぱいだったため、あまりよく覚えていない人。

ヴィルヘルム……ケイオスのことが大好きなラスボス。細かい設定などは、やはりよく覚えていない(爆)。

今日はここまで。
次の日記では、ストーリーの感想を書こうと思います!